事前硬化テスト
こんにちは!めぐむです。お立ち寄り頂きありがとうございます。
本格的に型を取る前に、使用予定のツール類が対応しているか
お試し型取りをします。
HTV-2000
使用した型取り剤です。
撹拌ヘラ、説明書、分析試験成績書が付属します。
硬化時間は23℃で約8時間。
注入翌日に脱型、のスケジュールになるかと思います。
お勤めや生活で中々まとまった時間が取りにくいですものね。
商品レビューに多かった液漏れは、特に心配無さそうな梱包状態です。
楽天市場内のモデラーズストア様にて購入しております。
広口ボトルの容器。
注ぎやすくする為マスキングテープで嘴を作ってみましたが
ボトルに上手く貼りつかず、イマイチでした。
A・B剤ともハチミツのような粘度。
一気に流れ出ないよう少しずつ傾けて注ぎましょう。
使用後はキッチンペーパー等、繊維の残りにくいもので
容器の口周りを拭き取っておきます。
硬化阻害要因の把握
使用予定のツール達です。専ら100均調達品。
型取りに対応出来るか、説明書に目を通すと…
阻害が起こる原型:水を含んだ物質(水分)、コート剤などの半乾燥、石膏などの半乾燥、食品(水分)、窒素化合物、リン化合物、有機金属塩、油粘土(硫黄入りまたは水分が多い)、半田フラックス、合成ゴム、縮合式シリコンゴム(模型用一般シリコン)その他縮合用シリコンの共用容器やヘラなど。
HTV-2000付属説明書より引用
うおー!スゴい数!もう把握しきれない!
中でも気になるのが窒素化合物。身近なものではタバコの煙です。
念の為スモークフリーの作業スペースを。
ちなみに、HTV-2000の商品説明では
フラワー粘土、離型剤としてワセリン等が推奨されています。
ちょっとこの3点は相性がありそう…。
- ダイソー油粘土
- 離型剤代わりのベビーオイル
- 両面テープ
型取りテスト
何かのアトマイザーに付いていた三又ツールを原型にします。
「VAPEパネルと言ったら、金属かプラスチック製でしょ」と
適当に選んでおります。
後は本番同様に型を作成。
ブロック枠を組み、カラーボードを底板用に切り出し。
両面テープ貼り。剥離紙を取り、
液漏れ防止にセロテープで固定。
両面テープ上でも硬化するか見る為、
粘土で底面を覆わず、少し露出させております。
シリコン混合液を入れ、大きな気泡は竹串で除去。
混合から硬化開始まで約25分との事。
結構時間があるので、焦らず気泡潰し出来ます。
片面が完成。硬化阻害は起こしておりません。
ダイソー油粘土、クリア。
もし上手く固まっていないと、ベトベトした粘性のある液状のままです。
部分的に硬化不良を起こす事もあるので、
テスト段階でチェックしておきます。
次、底板に貼りつけた両面テープ。
テープ上でもシリコンはキレイに固まりました。
両面テープ、クリア。
離型剤代用品のベビーオイルを塗り、
再びシリコン剤を入れ硬化待ち。
いくらテストでも、いびつ過ぎ!
でもシリコン同士の癒着は起きずに剥がせました。
ベビーオイル、クリア。
複雑な造形に対応するか?
ウネウネした型を作りながら説得力に欠けますが、
プラモパーツの複製等、細かな原型にも対応は出来るかと思います。
+・-ドライバーが型取れてる上に、
油粘土に残った指紋さえ うっすら反映されていた位です。
コツは脱泡・離型剤・そして粘土!
原型を水平に埋めやすい柔らかさと離れの良い支持用粘土があれば○。
ダイソー油粘土は硬化阻害こそ起きなかったものの、
新品&初夏の室温でも硬くて あまりオススメは出来ません。
おかたづけ
ヘラやカップに残ったシリコンは、そのまま自然放置で硬化。
薄い膜でも千切れずにツルっと剥がせます。
付属説明書に消防法分類の記載がありますので、
各自治体の分別ルールに沿って破棄して下さい。
余りが多ければ、勿体ないので使い道を探しときましょう。
自分は靴の中に仕込んで 足タコ保護パッドにします。
さいごに
あくまで手持ちツールの相性テストであり、
代替品の提案ではございません。
キレイな型作りの為、推奨のフラワー粘土やワセリンを併せて購入するか、
お手持ちの道具を使うなら事前チェックを行って下さい♪
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました!